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最新冷蔵庫の特徴は?大手5社の機能を紹介

(2016.12.13)

電気の使用量が大きい家電は何なのか。家計を預かる身でなくとも気になるところです。
家庭内で電気使用量が大きい電化製品はいったいどれでしょうか。少しデータは古いですが、家庭部門「機器別エネルギー消費量」の内訳を見ると、「電気冷蔵庫」が14.2%、「照明器具」が13.4%と日常的に使用頻度の高い家電2つが、全体使用量の4分の1を占めています。
毎年新製品が出る冷蔵庫。電気使用量が大きいながらも、様々な機能が付いたものが多く、購入時の比較検討に迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は最も電気消費量が大きい「電気冷蔵庫」の最新モデルとイチオシの機能を紹介します。

 冷蔵庫の新製品は、毎年8月ごろに発表され、秋ごろから店頭に並び始めます。今年のトレンドは、週末に買い込んだ食材の鮮度を保つ工夫がされています。野菜室、冷凍室、チルドルームと鮮度を保つ方法としては様々ですが、食卓に並び、口に入る時にどれだけ美味しい状態で食べられるかという点がポイントとなってきそうです。

それでは、国内メーカー各社の最新冷蔵庫を見てみましょう。

■東芝

 「ピンときちゃった!」のCMでおなじみの満島ひかりさんがイメージキャラクターをつとめる東芝生活家電シリーズ。 冷蔵庫のコンセプトは「野菜がもっと好きになる」。
最新イチオシ機能は野菜の鮮度とおいしさを守る『新鮮摘みたて野菜室』と、肉・魚などの鮮度とおいしさを長持ちさせる『速鮮チルド』です。
 高湿度の冷気と従来比約3倍の光出力性能のLEDでエチレンガスを分解し、分解野菜の鮮度を保ちます。また、「速鮮チルド」を搭載した、チルドルームは東芝独自のツイン冷却による食品が凍らない-4℃ 前後の高湿度冷気を送り込み、魚や肉などの生鮮食品を急速に冷却して、鮮度とおいしさを保ちます。
 >東芝の最新冷蔵庫を詳しく見る
  (http://www.toshiba.co.jp/living/refrigerators/index_j.htm


出典:東芝公式サイトより

■パナソニック

 西島秀俊さんがイメージキャラクターをつとめる「ふだんプレミアム」シリーズの冷蔵庫は、「おいしい7days パナソニック冷蔵庫」のコンセプトで、7日間鮮度を保つ『微凍結パーシャル』と約1週間ずっとおいしい『シャキシャキ野菜室』を推しています。
 「微凍結パーシャル」は、肉や魚が凍り始めるギリギリの温度、約マイナス3℃で保存。チルドより低温かつ完全には凍らないギリギリの温度帯なので、解凍いらずで約1週間長持ちします。野菜コーナーまるごと湿度コントロールする「Wダブルシャキシャキ野菜室」は、野菜室トレーに設置されているモイスチャーコントロールフィルターにより、適切な温度で乾燥と水腐れを防止します。
 >パナソニックの最新冷蔵庫を詳しく見る (http://panasonic.jp/reizo/


出典:パナソニック公式サイトより

■シャープ

 今年のプラズマクラスター冷蔵庫は、“思いやり、ぎゅっと込めたこのカタチ。かぞく中心設計メガフリーザー”のコンセプトで、女優でタレントの平祐奈さんと俳優の佐藤二朗さんの親子の掛け合いを通し、ホームフリージングを活用して、暮らしに役立つ『メガフリーザー』を紹介しています。
 大容量の「メガフリーザー」は、多様化するフリージングのニーズに応える大容量冷凍室。1段目には、冷凍ケースを自由に仕切って、キチンと整理できる4切り名人。タテ収納で収納量がアップし、使い忘れも解消できます。
 安定した低温制御と新「うるおいガード」のダブル効果で、野菜の鮮度を維持し、甘味成分をアップさせる『雪下シャキット野菜室』ドレッシングや調味料類をまとめてスッキリ整理できる『段々スパイスポケット』などの機能も充実しています。
 >シャープの最新冷蔵庫を詳しく見る(http://www.sharp.co.jp/reizo/


出典:シャープ公式サイトより

■日立

 日立の生活家電のCMキャラクターは「嵐」。冷蔵庫は、大野智さんと二宮和也さんが凍らせない真空チルドで新鮮なお刺身を食べるシーンで紹介しています。今年の日立の冷蔵庫、『真空チルド(-1℃)」『新鮮スリープ野菜」『デリシャス冷凍』の3大機能を推しています。
「真空チルド(-1℃)」は、ルーム内の空気を真空ポンプで吸引して約0.8気圧の真空環境を実現し、食品周囲の酸素を減らすことで酸化を抑えて、鮮度と栄養素を守ります。
「新鮮スリープ野菜」は、炭酸ガスの濃度を高めて野菜の呼吸活動を抑制、眠らせるように保存して栄養素の減少を抑え、密閉度を高めるうるおいカバーで、水分を閉じ込めて乾燥を抑えるので、野菜のみずみずしさと栄養素が長持ちします。
「デリシャス冷凍」アルミを使って素早く凍らせ、氷結晶の成長を抑えることで食品の細胞破壊を抑えます。 多機能冷蔵庫から、機能を絞ったコンパクトタイプまで、選ぶ人の好きなデザイン、好きな機能が選べる冷蔵庫のシリーズを展開しています。
 >日立の最新冷蔵庫を詳しく見る(http://kadenfan.hitachi.co.jp/rei/


出典:日立公式サイトより

■三菱電機

 女優の杏さん、戸田恵子さん、お笑いコンビオードリーの若林正恭さんがキャラクターを務める冷蔵庫「置けるスマート大容量」シリーズ。イチオシの機能は『朝どれ野菜室』と『氷点下ストッカーD』です。
 「朝どれ野菜室」は、業界で初めて日光の一日のサイクルに合わせて光合成する野菜の特性を活かし、3色のLEDの光を効果的に照射して光合成を促進させ、野菜のビタミンCを照射なしと比べて約23%アップするそうです。
 氷点下(約-3℃~0℃)でも凍らせずに食材を保存する独自の「氷点下ストッカー」を、3ドアタイプにも初めて搭載し、従来、チルドで約4日しか保存できなかった牛ひき肉や豚ロース肉の鮮度を約7日間維持するなど、肉や魚などの生鮮食品の鮮度が長持ちします。
また、卵の鮮度もしっかりチェック。“チルドたまごっ庫”機能も搭載しています。
 >三菱電機の最新冷蔵庫を詳しく見る
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/reizouko/


出典:三菱電機 公式サイトより

以下は、今年発売の最新冷蔵庫の容量600L規模の冷蔵庫を比較してみました。
(シャープ冷蔵庫は、最大容量の551Lを採用しています。)

最新家電の消費電力はどれくらい?

 冷蔵庫の寿命は、10~15年ともいわれていますが、2003年製の冷蔵庫(500L)の年間電気消費電力量は、566〜643kWhで年間の電気代はだいたい15,280〜17,360円でした。最新の冷蔵庫のファミリータイプ(今回は600L前後)で調査したところ、年間の電気代は8000円前後という結果で電気代は約半分ということになります。
 2016年3月に冷蔵・冷凍庫の省エネ基準が改正されました。新たな目標基準値は、目標年度となる2021年度に、2014年度実績値と比べ、冷蔵庫は22.0%、冷凍庫は12.7%エネルギー消費効率(年間消費電力量で評価)が改善する必要があります。今年の最新冷蔵庫は、この2021年の目標基準をすべてクリアしています。
 年間の使用量が大きな電化製品。今お使いの冷蔵庫をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。



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