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「いいね!」がもらえるインスタ映えレシピ&スマホで上手に料理を撮影する方法

(2019.7.23)

スマートフォンで撮影した画像をアップするだけの気軽さから人気のSNS『インスタグラム(Instagram)』。どうせアップするなら、なるだけ多くの人から「いいね!」をもらいたいもの。今回は、「いいね!」をもらえるインスタ映えレシピとスマホ料理撮影の基本を伝授します。

メニューの選び方
まずはインスタグラムなどのSNSで話題の料理を見てみましょう。それに共通することを一言で言うと、ぱっと見で意外性が感じられるメニューです。例えば、鮮やかなレインボーカラーのスイーツやパンからはみ出してしまいそうな具だくさんのサンドイッチ、「本当に全部食べられるの!?」と驚くようなB級グルメのデカ盛り、アニメに登場するメニューの再現料理など。

「いいね!」をもらうためには、
・ひと目でわかりやすいメニュー
・季節の行事や素材
・流行の食材(スーパーフード)
など、旬を感じるものを選ぶのがポイントです。

撮る瞬間を見極める
ラーメンやパスタなどの温かい料理は、時間が経って冷えると表面の脂やソース、クリームが固まってしまいます。そのためほとんどのメニューは、基本的に「できたて」を撮影するのがおすすめ。でも、メニューによっては、少し待ってから撮影した方が良い場合も。例えば、
・ドリンクは、グラスに付いた水滴が涼しさを感じさせる
・アイスクリームは、少し溶けていた方がおいしそう

またメニューにソースやシロップが添えてある場合は、かけた後の料理を撮影すると照りが出てよりおいしそうに見えます。さらにかけている瞬間を動画で撮るとシズル感が出てインスタ映えします。

画像に余計なものは映さない
画像の中に料理とは関係ないものが入っていると、そちらに気を取られてしまい、せっかくのメニューが注目されなくなってしまいます。携帯電話やおしぼりなど画像の邪魔になりそうなものは、撮影の前に片付けましょう。

◇見た目のインパクト大!ホームパーティーにも役立つアレンジおにぎり◇

材料
一口大の丸いおにぎり3~4個
お好みのお惣菜

作り方
・おにぎりの上から1/3ぐらい切れ目を入れる。
・その切れ目にお好みの惣菜を詰める。

《実践編 その1》できる限り自然光で撮る
撮影は自然光がおすすめです。できれば午前中、直射日光の当たらない西側の窓際で撮影するのがベスト。

・直射日光が当たる場合、室内なら薄手の白いカーテンを閉めたり、窓自体に白いシーツや白いゴミ袋を貼ると、光が柔らかい雰囲気に
・料理の後ろに光を当てる逆光、斜め後ろから光を当てる半逆光は、食材や皿の輪郭をはっきり出したりツヤを増したりする効果も期待できる

夜や室内など自然光で撮影するのが難しい場合は、室内灯でもOK。しかしフラッシュを使うと、変な影が出たり不自然で平面的な画像になりがち。基本的に料理を撮影する時には、フラッシュの使用はおすすめしません。

余計な影が入らないようにする
料理を撮影する時に気になるのが撮影者本人やスマートフォンの影。影が気になる場合は、光が当たる角度や場所を工夫してみましょう。また皿の下に影が出てしまう場合は、レフ板の代わりに白い紙や布を置いて影を和らげることができます。また背景を黒にすると影が気にならなくなります。

背景をぼかして雰囲気を出す
料理を置いているテーブルや近くの壁などの余白がある場合は、料理自体にピントをあわせ背景をぼかしてみましょう。背景はモダンな壁、洋書などにするとよりオシャレな雰囲気に。また、カトラリーの下にカラフルなテーブルクロスやスカーフ、ハンカチなどを敷いても雰囲気が出ます。

野菜を切ってのせるだけ! 水玉ちらし寿司

材料
プチトマト、キュウリ、ラディッシュ、ニンジン、ベビーコーンなどの色鮮やかな野菜
ハム、いくら、酢飯

作り方
・各材料を薄切りにする。
・形が丸くないものは型で丸くなるように抜く。
・酢飯の上に色良くトッピングする。

《実践編 その2》おいしそうな角度にこだわる
メニューを選び、光を調整し、背景を決めたら、いよいよ撮影です。今まで自分がおいしそうだと思ったインスタ写真を参考にして、おいしそうに見える角度を探してみましょう。


斜め45度に寄る
丼などの高さのある丸皿は、自然な目線の斜め45度に寄ると画面の収まりが良くなります。
端が壊れたケーキや崩れた煮物などの場合は、寄って、良いところだけが映るように切り取ったり、広めに撮影して後からおいしそうなところのみ切るという方法もあります。


真上から撮る
カフェなどで提供されているワンプレートディッシュや定食など、盛り付けが美しいものは真上から撮るとインスタ映えします。
その際、机やテーブルクロスなどの余白が気になるときは、グラスやカトラリー、花、まな板、鍋、使った食材やソースなども入れてみると収まりが良くなります。
また同じ料理を2食分用意し対角線上に置くと、画像に奥行きが出ます。

真横から撮る
パスタなどを真横から撮影すると、高さを強調できます。
またケーキなど断面の美しさを見せたい場合も、真横からの撮影がおすすめ。
一方、ソフトクリーム、アイスクリーム、綿菓子などは、真横から撮るのも良いですが、下からやや見上げるように撮影すると、画像に迫力が出ます。

◇簡単なのに見た目華やか! 持ち寄りもおすすめのブーケサラダ

材料
レタス、ハム、ニンジン、キュウリ、紫玉ネギ、プチトマト、パプリカ、ラディッシュ

作り方
・紫玉ネギ、パプリカ、ラディッシュは薄切り、キュウリとニンジンはピーラーで薄く削って巻き、スパゲティーを折ったもので留める。
・ハムはバラのように巻く。ハムでバラを作る方法は、ハムを半分に折り端からくるくると巻くだけ。大きなバラを作りたい時は重ねて巻く。高さが合わない場合は下を切る。
・材料が準備できたら、器全体を包装紙でくるみ、ブーケの形を作ってから、器の上にレタスを敷き、各材料を花束のように敷き詰める。

《応用編》スマホのカメラツールやインスタの機能で画像を編集する
撮影をしたあと、料理の色や光の加減などを調整できます。調整は、あらかじめスマートフォンに内蔵されているカメラツールやインスタグラムの機能でも可能。例えば、おいしそうなところだけを切り取ったり、撮影時の傾きを調整したり、色補正をしたりするほか、自分で手書き風の文字を入れてもいいかもしれません。

簡単なのに見映えがよく、しかも持ち寄りパーティーにもおすすめ!料理ができたら、早速撮影してインスタグラムにアップしましょう! 今回紹介した撮影のポイントを活用してみてください。また、その画像にあったハッシュタグをつけることで、より多くの人にチェックされやすくなります。「いいね!」がもっと増えるかも!

<監修>

Food Artist・文筆家 佐々木麻子
大学在学中に赤堀料理学園フードコーディネーター科を卒業。編集プロダクション、広告制作会社などを経て、編集・ライターとして独立する傍ら、ジュニア野菜ソムリエを取得し、食の世界へ携わるように。イギリスやイタリアへ留学し、現地のミシュランレストランなどで厨房も経験。現在は広告や雑誌でライティング、レシピ作成、フードスタイリングなどを担当するほか、海外でワークショップを行なうなど活動の幅を広げている。『イラストでよくわかる料理の基本とコツ』(彩図社)などの著書も。

photo: Getty Images、佐々木麻子


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